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六代『色絵桜画大壺 月に桜』(いろえさくらがおおつぼ)
¥8,000,000
SOLD OUT
全高約95cmの大壺です。 日本の陶芸界では、型に粘土を流し込む「鋳込み」や、粘土を縄状にして重ねる「タタラ成形」による作品が一般的ですが、六代はろくろで成形する技術を有します。 これだけたくさんの粘土を扱う大きな壺を、ろくろで作れる作家は日本でも唯一の存在と言えるでしょう。 満月に枝垂桜が揺れる様を描いた「月に桜」。 さらに、絵付けにおいて「色を重ねる」という日本画的な発想を初めて陶芸界に持ち込んだ、パイオニア精神溢れる我が国を代表する逸品です。 離れて見ても、近付いてじっくり見ても圧巻な大壺を是非お楽しみ下さい。
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六代『五彩仙盞瓶』(ごさいせんさんぴん)
¥10,000,000
SOLD OUT
仙盞瓶(せんさんぴん)とは、 イスラム圏の「金属製水注」の器形を模して中国で作られ、室町時代に日本に持ち込まれた陶器製の水差しです。 こちらの仙盞瓶は、 胴の透かし彫りと、繊細ながらも力強い赤絵の毘沙門繋(地紋の一種)が美しく、抜群に洗練された形を特徴とします。 六代の納得のいく色が出るまで20回以上も窯に入った赤には、 唯一無二の鮮やかさと深さがあり、その焼きに耐えられた水注は10本中1本だけという、まさに「奇跡の水差し」と言えるでしょう。 力強く整った毘沙門繋や金彩と、 間取りの中に描かれた繊細で儚げな小花の対比が映え、 気品高くも存在感溢れる六代渾身の作品です。 全高:約35cm
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六代『赤絵祥瑞紋童子画茶壷』(あかえしょんずいもんどうじがちゃつぼ)
¥900,000
SOLD OUT
茶壺とは、抹茶にする前の葉茶(碾茶:てんちゃ)を保管するために使われる陶器製の壺でしたが、室町時代には茶室の飾りとしても珍重されました。 この茶壺は、 六代を代表する画題の一つ、「童子」が描かれた作品です。 橅(ぶな)と楢(なら)の木灰から作られる、淡く透き通ったターコイズ色の釉薬がビードロ状に美しく広がり、全体を均一な網で覆うような赤絵の祥瑞紋。 あるお茶会中、お道具の拝観で茶壺を手にとったとある老茶人の 「どの茶壺も重すぎる。。」 という嘆きを受け、 その見た目の重厚感に反し、驚くほど軽いろくろの技法を編み出し完成させました。 日本でも類を見ない「卓越」という言葉すら超える技術が施された逸品です。 後日、この茶人に本作品と同じ茶壺を納品したところ、見た目に反するその軽さに、思わず天井に放り出しそうになるほど大層お喜びになられ、「唯一無二」のお言葉を頂戴したそうです。 全高:約45cm
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六代『天保青磁花器』(てんぽうせいじかき)
¥150,000
「青磁」は、古代中国より一番品格が高いとされ、珍重されてきた釉薬です。 飛騨地区の特別な鉱石を主原料に作られる渋草柳造窯の「天保青磁」は、天保時代に発見・開発されました。 日本の青磁は、鉄や顔料で作られるものが殆どで、天然鉱石から作られる青磁は全国に3、4ヶ所もないと言われている非常に稀少な存在です。 「天保青磁」は時代の荒波に呑まれ、第二次世界大戦頃、一度は調合手法や鉱石の在処さえも失われましたが、 長い年月に渡る研究・調査の末、六代がその完全な再現を叶え、この奇跡とも言える作品を完成させました。 釉薬のたっぷりとした厚みと、その奥深い天然の緑色。卓越したろくろの技術によって作られた器に、個性的な釉薬が命を吹き込んでいます。 花が生けられていなくとも、 花器のみが、観る人に癒しを与え、地球の歴史を思わせる、正に大自然の権化と言っても過言ではない逸品です。 全高:約25cm ※木箱に収めてのご納品になります。 木箱は日焼けしてしまう為、ご購入後に木箱を製作し、到着次第発送いたします。 木箱屋さんのご都合で、発送が2-4週間かかる場合もございます。予めご了承下さい。
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六代『色絵桜画黄瀬戸茶碗』(いろえさくらがきせとちゃわん)
¥250,000
作家の代名詞とも言われる「茶碗」。この作品は、そのさりげない佇まいの中に、六代の歴史の全てを感じることができる、名器と呼ぶに相応しい逸品です。 唯一無二の美しい景色(窯変)は「穴窯」で10日間もの間焚き上げられることで生み出されます。 「穴窯」とは、量産型の「登り窯」とは違い、最も非効率ではあるものの、個性的で作品性の高い陶器を狙うことができる窯です。 六代は、絵の具を重ねる事で奥行きや淡い透け感を表現する、日本画的要素を初めて陶画に持ち込んだ張本人であり、こちらの「桜画」もその技法によって描かれています。 数千・数万にも及ぶ茶碗の製作に取り組んできましたが、 「品と宇宙と使い勝手」と言う六代独自の拘りに適った作品はほとんどありません。 「茶碗を覗き込んだ時に宇宙を感じるのが良い茶碗。」 その言葉の真意を読み解いて頂くにはこれ以上ない、極上の逸品を是非ご堪能下さい。 全高:8cm ※木箱に収めてのご納品になります。 木箱は日焼けしてしまう為、ご購入後に木箱を製作し、到着次第発送いたします。 木箱屋さんのご都合で、発送が2-4週間かかる場合もございます。予めご了承下さい。
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六代『色絵桜画タル型徳利』(いろえさくらがたるがたとっくり)
¥60,000
「ろくろも削りも居合い抜き」 の家訓に則り、最小限の手数で理想的な形状に形作られた徳利。 ろくろやその削りも、日本では稀有な最古の道具が使われ、 最も非効率ながら、二つとない美しい景色(窯変)を生み出す「穴窯」で10日間に渡り焚き上げられた作品です。 六代は、絵の具を重ねる事で奥行きや淡い透け感を表現する、日本画的要素を初めて陶画に持ち込んだ張本人であり、こちらの「桜画」もその技法によって描かれています。 長年酒を注ぐことで徐々に酒に染まり、中も外も艶っぽく変わっていく、陶器の面白さ・魅力が詰まった逸品と言えます。 全高:約13cm ※木箱に収めてのご納品になります。 木箱は日焼けしてしまう為、ご購入後に木箱を製作し、到着次第発送いたします。 木箱屋さんのご都合で、発送が2-4週間かかる場合もございます。予めご了承下さい。
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六代『色絵桜画井戸盃』(いろえさくらがいどはい)
¥35,000
茶碗の名器、「井戸茶碗」から形を模し、「小抹茶」とも呼ばれる小さな盃です。 「ろくろも削りも居合い抜き」の家訓に則り、最小限の手数で理想的な形状に形作られた盃は、 可愛らしくも、井戸茶碗のような確かな品格と存在感があり、 長くお使い頂くことで、酒によって徐々に変化する・育つ様をお楽しみ頂けます。 最も非効率ながら、二つとない美しい景色(窯変)を生み出す「穴窯」で10日間に渡り焚き上げられ、 その上から唯一無二の技法で絵付けされた「桜画」。 小さい中にも、込められた作品性は抹茶碗と同格と言って差し支えないでしょう。 全高:約4,5cm ※木箱に収めてのご納品になります。 木箱は日焼けしてしまう為、ご購入後に木箱を製作し、到着次第発送いたします。 木箱屋さんのご都合で、発送が2-4週間かかる場合もございます。予めご了承下さい。
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六代『色絵桜画平盃』(いろえさくらがひらはい)
¥35,000
武将が戦前に、景気付けに酒を飲んで割っていたという「かわらけ」からヒントを得て作られた作品です。 最も非効率ながら、二つとない美しい景色(窯変)を生み出す「穴窯」で10日間に渡り焚き上げられ、 鉱石由来の鮮やかな黄色い釉薬「黄瀬戸」が、薪の炎によって唯一無二の変化を見せてくれます。 その上から唯一無二の技法で絵付けされた「桜画」。 絵の具を重ねる事で奥行きや淡い透け感を表現する、日本画的要素を初めて陶画に持ち込んだ、 六代ならではの仕上がりと言えるでしょう。 注がれた酒に桜が揺らぎ、 一口に桜と酒を喰む(はむ)という何とも情緒溢れる逸品です。 全高:約3,2cm ※木箱に収めてのご納品になります。 木箱は日焼けしてしまう為、ご購入後に木箱を製作し、到着次第発送いたします。 木箱屋さんのご都合で、発送が2-4週間かかる場合もございます。予めご了承下さい。
飛騨高山伝統工芸 渋草柳造窯
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